テトラポットの上

荒井コウスケさんのブログリスペクトです!目標はブルーハーツ全曲解説!

休日

ブルーハーツのラストアルバム、『PAN』から。
ブルーハーツと言ってもこのアルバムはソロ活動の
寄せ集めであり、別物と言っても過言ではないと
思います。名曲『歩く花』は大好きでよく聴きます
が、河ちゃんの曲が多く個人的にはアルバムとして
聴くことは殆どありません。

そんな状況で、この曲も存在は知りながらあまり
聴き込んでおらず、曲の良さに気付いたのは比較的
最近です。平凡な日常を歌った歌でありながら、

いつの日か この町を出て行く 僕らだから

出だしのこのフレーズは、荒井さんも書いている
通り、時期的にやはり『解散』を意識せずには
いられません。悲しい歌詞は全く出て来ないのに
なにか物悲しいものを感じてしまうのは、背景を
想像しているからでしょうか。

おだやかな日に 風が吹いて
おだやかな日に 列車に乗る

キリンの顔の クレーン車と
カーテンが吹く トランペット

真島さんらしい気の利いたフレーズ。好きです。
イメージは、春の終わりか、初夏。

なにもかもいろんな事を お日様のせいにして
ぼくはボーッとしてる

ここは荒井さんの解説と同じ解釈です。
blueheartsallsongs.seesaa.net

河原で釣りをしてるおやじ
おやじと僕が入れ替わる

野原で野球してる子供
子供と僕が入れ替わる

列車の窓から、それぞれ休日を楽しんでいるみんなを
見ていて、自分を重ね合わせているということだと
思っています。

あとは、歌詞の繰り返し。

初期のブルーハーツに特にありがちな、世の中(権力)
への反抗的な感情も、飢えも情熱もこの曲から
はあまり感じられません。歌作りすら一休みして
休日に何をするでもなくボーッとしていることを
歌った、素朴なこの曲もまた真島さんらしいと私は思います。