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テトラポットの上

荒井コウスケさんのブログリスペクトです!目標はブルーハーツ全曲解説!

チェインギャング

チェインギャングはシングル『キスしてほしい』の
カップリング曲です。セカンドアルバムの『YOUNG
AND PRETTY』にも収録され、ブルーハーツのベスト
盤にも入っているので聴いたことがある人も割と
多いかもしれません。先週宣言してしまったので
この曲を選びましたが、正直文章にすることが
とても難しい。ブルーハーツ全般がそうなのですが
特にこの曲は歌詞がストレートで素晴らし過ぎるので
解説が余分な事に思えて仕方ありません。

ではまず、チェインギャングの意味ですが

A chain gang is a group of prisoners chained
together to perform menial or physically
challenging work, such as mining or timber
collecting, as a form of punishment.

とあります。鎖で繋がれ、肉体労働などを
させられる囚人の集団を指すようですね。

荒井さんも書いておられましたがSMAPの中居君が
テレビで歌っていました。きっと感じるものが
あったのだと思います。

www.youtube.com

最初に聴いたのは大学生の時ですが、表現出来ないほど
せつなく苦しい歌詞と、ブルースハープのカッコ良さに
すぐに大好きな曲になりました。

仮面をつけて生きるのは 息苦しくてしょうがない
どこでもいつでも誰とでも 笑顔でなんかいられない

最初の2行だけでも、苦しく重い歌詞です。

人をだましたりするのは とってもいけないことです
モノを盗んだりするのは とってもいけないことです
それでも僕はだましたり モノを盗んだりして来た
世界が歪んでいるのは 僕のしわざかもしれない

過ぎていく時間の中で ピーターパンにもなれずに
一人ぼっちがこわいから ハンパに成長して来きた

歌詞のどの部分も、人と合わせる事が出来ない不器用
な『僕』が孤独と罪悪感に苦しむ姿が歌われています。
読めば読むほど苦しさが伝わって来ます。

多かれ少なかれ、皆このような気持ちを何処かで感じ、
経験しながら成長している、でも同時に何処かでは
『笑いとばして』生きているのだと思います。
とことんまで突き詰めると、
鎖でがんじがらめになって動けなくなってしまうので。

生きているっていうことは カッコ悪いかもしれない
死んでしまうという事は とってもみじめなものだろう

だから親愛なる人よ そのあいだにほんの少し
人を愛するってことを しっかりとつかまえるんだ

救いのない歌詞でしたが、最後に『僕』から、
『親愛なる人』へメッセージがあります。

最初は唐突に「愛」について語るこの部分に戸惑い、
なんだか無理やりまとめに入っている印象を受けた
のですが、実は真島さんが本当に伝えたかったのは
この部分なのだと考えるようになりました。

真島さんがダイレクトに「愛」という言葉を使う
のはとてもめずらしいと思います。しかし敢えて
この直接的な表現を使ったようにも思います。

親愛なる人は、この曲の聴き手である私達なのか、
特定の人を想定しているのか分かりません。
しかし、いずれにしても大切な人が孤独や罪の意識
に苦しむことがないように、という願いをこめて
この曲が書かれているように思います。