テトラポットの上

荒井コウスケさんのブログリスペクトです!目標はブルーハーツ全曲解説!

殺しのライセンス

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「殺しのライセンス」というと007かな?
4thアルバムに収録されているだけのマイナーな曲です。
歌詞もなんだか良く分かりませんが
個人的には結構好きな曲です。
思うにそんな物騒な歌ではなく、
想像ですがハイロウズの『シェーン』のように
映画の主人公となり悪者をやっつけるという
少年の単純な憧れの気持ちを歌っているの
ではないでしょうか。

殺しのライセンス 殺しのライセンス 殺しのライセンス
を道で拾った

信じられないな 嬉しいな 殺しのライセンスを道で拾った

つっこみどころ満載のこの歌詞、にやりとさせられます。
まず、殺しのライセンス自体がなんだか分かりませんが、
そんな大事なものが道端に落っこちているという…。
そしてそれを拾って大喜びする主人公。
拾っても免許は使えないんじゃ…という堅苦しい話は
なしで。

電信柱によじ登り 東京タワーに飛び移れ
ブラックリストのあいつは どこだ 殺しのライセンスは 許さない

やはり、拾ったライセンスを使い始めてしまいました。
すっかりヒットマンになり、「殺しのライセンスは許さない」
なんて映画の決め台詞みたいなことを言ってます。あくまで
ターゲットはブラックリストのあいつであり、自分は正義の
味方という位置づけなのだと思います。
殺し屋が電信柱によじ登る、という表現もレトロでユーモラス
な感じがします。

殺しのライセンス 殺しのライセンス 殺しのライセンス
を持つ男

すっかり「ライセンスを持つ男」になってしまいました。

可能性というやつを信じて 後戻りなんかしない
俺は毒蛇なんだ 忍び込んでゆくぜ

どんな困難な状況でも、この仕事を諦める
ことはない、という気持ちでしょうか。
悪と戦っていくぜ、という気持ちなんだと思います。
細かいですが、「可能性を信じて」ではなく、
「やつ」と入れたのも何かのこだわりでしょうか。

ごきげんなノリの良いリズムでカラオケでも歌いたい
曲ですが、分かる人が殆どいないのが残念です(笑)。

電光石火

電光石火もまた、ブルーハーツの名曲中の名曲だと
思っています。『ラブレター』のカップリングで、
このシングルは個人的にめちゃめちゃお勧めです。

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電光石火の超特急が
流れ星と並んで走るという

出だしの超特急は、個人的には「ロックンロール」
のことだと思っています。ハイロウズの『十四才』
やクロマニヨンズの『弾丸ロック』ではロックが
弾丸に譬えられていますが、ここでは超特急なの
ではないかと。

何かにつまづいている人
何かを心配している人の
心の中のプラットホームに
流線形の輝くボディ

ヒロトの大好きな流線型が出て来ました(笑)。
この辺が彼らの優しさで、弱い人にこそ、
ロックをプレゼントしたい、聴いて元気に
なって欲しい、という気持ちではないかと
思います。ちなみに弾丸ロックは真島さん作
ですが

泣いているのか 撃つぞ
当たれば イチコロだ

という歌詞も、表現は分かりにくいですが
同じ気持ちを歌っていると私は解釈しています。

次の歌詞が、私は大好きです。

淋しい夜が何度続いても
せつない朝を何度迎えても
出かけよう さあ出かけよう

すごくないですか?
淋しい夜やせつない朝を
「何度迎えても」
ですよ!
とても元気を貰える歌詞だと思います。

電光石火 電光石火
お日様をむかえに行こう

この歌詞は、ハイロウズの『日曜日よりの使者』の

そして東から 昇って来るものを
むかえに行くんだろ
日曜日よりの使者

を連想します。明日を待たずに迎えに行こうぜ!
という、これまた前向きで好きなところです。

また、荒井さんも絶賛している

歴史の本の最後のページ
白紙のままで 誰にも読めないよ
出かけよう さあ出かけよう

おっしゃる通り、彼ららしい素晴らしい表現です。
歴史の最後のページは、「今」。
それを描くのは俺たちだぜ、というような。
無限の可能性を感じワクワクする表現ですね。

インスピレーション

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曲の殆どをヒロトと真島さんが手がけているブルーハーツ
の中で、何曲か河ちゃんが作った曲があります。
インスピレーションもその一曲。

河ちゃんは御存知の通り、途中で『幸福の科学』に影響
を受け、それがブルーハーツ解散の原因になったのでは
ないかと言われています。

一般論として信仰は自由ですし、それをロックに持ち込む
こともありだと思います。海外にもそういうアーティスト
がいますし。ただ、ブルーハーツが大好きな私にとって
それが原因の解散はどうしても受け入れがたい出来事
でした。

最近は、複雑な気持ちを抱えながらですがやっと河ちゃん
の曲が聴けるようになって来ました。聴いてみると、まぁ
悪くないんですね。『インスピレーション』も、やはり
これもブルーハーツなんだな、と思えるようになって
来ました。ヒロトの声があって、真島さんのギターも
聴こえて。

アップテンポでなかなか爽快な曲で、

晴れなのか 曇りか 雨の日か
風が動いているよ

が特に好きですね。風が動いているんだから
天気なんてすぐに変わるよ、ってことでしょうか。

歌詞は既に宗教色が強く、荒井さんも書いていますし、
上の動画でも分かる通りヒロトがどうしても歌いたくない
歌詞があり、そこだけ河ちゃんが歌っています。

それにしても、それ以外の部分でもヒロトはよくこのを
歌ったなぁ、と私も思います。この歌を歌うヒロトの心情
を思うと、ヒロトはブルーハーツや仲間を大切にしたかった
んだろうな、と。そんな風に思います。

きっとこの時期、ヒロトも河ちゃんもそれぞれの想いを
抱えながら、ブルーハーツを続けていこうと模索して
いたのでしょう。想像でしかありませんが、
河ちゃんも91年に幸福の科学に入信してから、まだ活動
を続けていたわけですから…。

私個人はまだ心底素直にこの曲を聴けませんが
色々考えなければ、「フン、まぁ悪くはないな」
と言ったところです(笑)。